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発明発見100物語

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ペルチェ素子(1834/ジャン・ペルチェ)

ペルチェ素子はご存知でしょうか?電圧をかけると片側が熱く、もう片側が冷たくなる電子部品です。電気を使って温度を簡単に下げることができるのがペルチェ素子の優れたところです。

エアコンや冷蔵庫も電気で動きますが、装置としては大掛かりで、コンプレッサーの音が大きいです。

うるさい音がしない冷蔵庫や最近では作業着の冷却システムなどにも活用されています。研究の世界では、望む温度を素早く得るのに活用されています。PCRに用いる装置(サーマルサイクラー)などです。

可動部なしで小型静音の温度制御機器を実現したペルチェ素子。なんと温度差があれば、発電することもできます(こちらはゼーベック効果と言います)。

ペルチェ効果は、1834年にフランスの物理学者 ジャン・シャルル・ペルチェにより発見されました。

現在の「ペルチェ素子(半導体で作られる部品)」は20世紀半ばに技術として実用化されたものです。

こんなものを発明できたら、嬉しいですね。



感心・感銘体験は意欲を伸ばすのに重要なだけではなく、研究者になって論文を書いたりする上でとても重要です。 「この成果すごいな」と思ったことのない人が、自分がこれから出すはずの成果のどこが優れているのか理解して研究を進めることはほぼ不可能でしょう。 感心・感銘体験は「これができたら良い論文になるな」と感じとるのに必要な感受性を育てるのです。